タイトル「2016年度学部シラバス」、フォルダ「40_専門科目-02_電気電子情報工学課程
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   データベースと応用システム  
担当教員   山本 和英,野村 収作  
クラス   00  
開講学期   1学期   開講時期   1学期  
授業形態   講義   単位数  
準備事項    
備考   12DCE4  
教員室または連絡先 山本和英:電気1号棟508号室, e-mail: ykaz@vos.nagaokaut.ac.jp
野村収作:総合研究棟409号室、e-mail: nomura@kjs.nagaokaut.ac.jp  
授業目的および達成目標 授業目的:
データベースシステム,特にリレーショナルデータベース(RDB)システムに関する基礎的な知識とその応用システムについての知識を習得する.加えて現代的な情報検索システムの動作原理についての知識を習得する.まずデータベースとは何か,なぜ必要かを理解し,RDB理論の基礎を学ぶ.続いてRDBの問合わせに用いられるSQL言語に関する基礎的な知識と実習を通じた利用技能を身につけるとともに,RDB管理ソフトウェアにおける情報検索処理手法について学ぶ.さらに,データベースを用いた様々な応用システムについて概観するとともに,それらのシステムの設計と管理に関する知識を習得する.加えて,全文検索システム,WWW検索システム,マルチメディア検索システムについてそれらの動作原理を学ぶ.

学習・教育目標:
本科目は、電気電子情報工学課程の学習・教育目標の(C-2)、及び経営システム工学課程の学習・教育目標の(1-2),(2-1),(2-2)に寄与する。

達成目標:
 ・データベースシステムのコンピュータシステム内における位置づけを理解し説明できること.
 ・RDBにおける主要概念を理解し説明できること.
 ・RDBの主要な演算について理解し,簡単なテーブルに対し手計算により演算ができること.
 ・簡単な検索要求をSQL言語により表現できること.
 ・演算を含む検索要求をSQL言語により表現できること.
 ・SQL言語で記述された情報検索についてのRDB管理ソフトウェアの動作を説明できること.
 ・応用システムの構成の分類について理解し説明できること.
 ・データベースを用いた応用システムにおけるシステム管理手法とデータの保全について理解し説明できること.
 ・全文検索システム,WWW検索システム,マルチメディア検索システムの動作原理を理解し説明できること.
 
授業キーワード 電子計算機,コンピュータ,情報処理,データベース,リレーショナルデータベース,データベース管理ソフトウェア,情報検索,全文検索,WWW,マルチメディア, 応用システム,システム設計,システム管理  
授業内容および授業方法 講義資料に沿って,データベースシステムとそれを用いた応用システムについての基礎を概説する.必要に応じて授業中に課題を課す.講義資料はWeb上に掲載するので,各自ダウンロードして予習・復習に活用すること.  
授業項目 (野村)
第1回 データベースシステムとは?
第2回 概念データモデル(1)
第3回 概念データモデル(2)
第4回 関係スキーマ(1)
第5回 関係スキーマ(2)
第6回 SQL(1)
第7回 SQL(2)
第8回 前半の復習と前半試験
(山本)
第9回 データの検索機構
第10回 トランザクション管理
第11回 障害回復
第12回 分散データベース
第13回 応用システム(1)
第14回 応用システム(2)
第15回 期末試験
第16回 確認と後半の復習

なお、授業の進捗状況等によっては内容に若干の変更がありうる。  
 
教科書 なし  
参考書 「データベースシステム」 北川博之著 昭晃堂
「データベース構築の理論と実際」原田勝,今井恒雄,平木茂子著 コロナ社
「Modern Information Retrieval」 Ricardo Baeza-Yates, Berthier Ribeiro-Net著 Addison Wesley  

また、これらとは別に情報処理技術者試験「データベーススペシャリスト試験(DB)」の学習書、問題集が参考になる。
 
成績の評価方法と評価項目 前半(授業1~8回目)に50%、後半(9~15回目)に50%の割合で評価する。前半は中間テストによって評価するが、進度によりレポート課題を与える場合がある。後半は、授業中に与える課題に30%、期末試験に 20%の割合で評価する。  
留意事項 「情報処理技術者試験」と関連の深い内容を含んでおり,将来,当該試験の受験を希望するものは,受講することを推奨する.
講義資料を授業までにweb上に掲載するので,予習・復習に利用すること.また,SQLite等を用いて自習することを推奨する.
 
参照ホームページ名 データベースと応用システム(自然言語処理研究室)  
参照ホームページアドレス http://www.jnlp.org/database/  
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