タイトル「2015年度学部シラバス」、フォルダ「40_専門科目-02_電気電子情報工学課程
シラバスの詳細は以下となります。
科目名   電気電子情報数学及び演習2  
担当教員   山崎 克之,佐々木 友之,鈴木 常生  
クラス   00  
開講学期   2・3学期   開講時期   2学期  
授業形態   講/演   単位数  
準備事項    
備考   neA5202990  
教員室または連絡先 山崎:電気1号棟5階505室,内線9521
佐々木:電気1号棟604室,内線9530
鈴木:極限センター1号棟206室,内線9898  
授業目的および達成目標 授業目的
電気系教科を学習する上でのコアとなる「複素解析」と「微分方程式」について,種々の数学的解析手法を習得する.特に基本的な事項の修得に重点を置いて講義が行われる.さらに数学的手法を解析的かつ体験的に学習し,多くの問題を解いて理解を深めることを目標とする.

学習・教育目標
(B)電気・電子・情報工学分野に共通した基礎的知識を修得している
(B-1)電気・電子・情報工学分野に必要な基礎的な数学を理解している

達成目標
・複素変数の解析関数について理解しコーシー・リーマンの方程式を説明できること.
・複素平面における積分について理解し計算できること.
・テイラーの展開とローランの展開ができること.
・定係数の1階線形微分方程式を解けること.
・定係数の2階線形微分方程式を解けること.
・定係数の連立線形微分方程式を解けること.  
授業キーワード 複素変数の解析関数,初等関数,複素平面における積分法,複素項の級数,テイラーの展開,ローランの展開,留数定理,余関数,特殊積分,変数分離,線形,同次・非同次.  
授業内容および授業方法 ・指定の教科書に沿って講義を行う.
・授業中に配布されるプリントを併用する.
・演習時間を設け,講義内容に関する演習問題を解き,習得度を評価する.  
授業項目 前半  複素関数論
  第1週:複素数と複素関数
  第2週:解析関数
  第3週:zの初等関数
  第4週:複素積分
  第5週:複素項の級数
  第6週:ティラー級数,ローラン級数
  第7週:留数定理
  第8週:前半試験

後半  常微分方程式
  第  9週:1階常微分方程式(変数分離形,変数分離形に帰着できる方程式)
  第10週:1階常微分方程式(完全微分方程式,積分因子型)
  第11週:1階微分方程式の応用(線形微分方程式,定数変化法,微分方程式の応用)
  第12週:2階線形微分方程式(同次一般形,定係数同次,一般解,特性方程式,コーシーの方程式)
  第13週:2階線形微分方程式(非同次一般形,解法,モデル化,複素法,一般的解法)
  第14週:連立線形微分方程式(消去法,行列法)
  第15週:後半試験
  第16週:確認と復習  
教科書 前半:複素関数論,E.クライツィグ著,丹生慶四郎訳,培風館,
後半:常微分方程式,E.クライツィグ著,北原和夫訳,培風館.  
参考書 工業数学<上><下>,C.R.ワイリー著,富久泰明訳,ブレイン図書出版.  
成績の評価方法と評価項目 前半の小テスト等10%,前半試験40%,後半の小テスト等10%,後半試験40%の割合で評価する.前半の小テスト等と前半試験の合計得点が100点満点で60点未満の者,あるいは,後半の小テスト等と後半試験の合計得点が100点満点で60点未満の者には別途試験を実施し,その得点が60点以上の場合は,当該試験の評価点を60点とする.  
留意事項 授業時間だけでは、この講義の内容を理解し、その理解を定着させることはできません。授業の復習は必ずするようにしてください。
学習内容について不明な点は、早急に担当教員まで質問に来ること.  
参照ホームページ名  
参照ホームページアドレス  
Copyright (c) 2012 NTT DATA KYUSHU CORPORATION. All Rights Reserved.